本日、3月9日はとてつもない天気でした。風が強く、雨が降り、雪も降り、3月とは到底思えないような一日でした。湯河原町の魅力の一部であります湯河原梅林もこの天気では散ってしまうかもしれません・・・
平成22年第2回湯河原町議会(3月)定例会が2月26日から始まりました。
今回の定例会では、冨田町長による平成22年度施政方針があり、また予算の審査もあり、一年で最も忙しい定例会なのです。
私は室伏友三議員・山本俊明議員で会派『こころざし』を構成しております。この定例会の11日目(3月8日)に、冨田町長の施政方針に対する会派の代表質問を私がやらせていただきました。その内容の一部をお伝えさせていただきたいと思います。
質問:今年1月2日の『箱根駅伝』の往路ゴール地点で『湯河原みかん』と観光パンフレットを配布致しました。現状で把握しているもので構いませんが、効果はいったいどの程度でしょうか。
答弁:湯河原梅林にお越しいただいた際に使用できる梅ソフトクリーム無料引換券を配布いたしました。この無料引換券は、アンケート形式になっており、箱根まで観光に足を運んだ方々が、実際に、湯河原にどのくらいお越しいただけたのかを、大まかではございますが、短期間のサンプリングとして、その効果を把握するために行ったものでございます。現在、回収中のため、確定数は出ておりませんが、誘客キャラバンの検証資料として、今後、活用していきたいと考えております。
質問:湯河原町内の大半の企業が疲弊してしまっている中、冨田町長の『ゆがわら元気回復プラン』にあります地域循環型産業を推進していくための手法はどのようなものをお考えでしょうか。
答弁:地域循環型産業の実現を目指すことは、必然的に地産地消の実践を必要とするものであり、地域産業が活力を取り戻すことにつながると考えております。地産地消の実践には、生産者と消費者が相互に信頼し、理解し合える関係を築くことが第1歩であると考えておりますので、その環境整備に力を注いでまいりたいと考えております。
質問:近年、一人暮らしの高齢者が増えてきております。現在、町としましてはどういった対策をとっているのでしょうか。また、今後、どういったビジョンをお持ちでしょうか。
答弁:現在、町独自の一人暮らしの高齢者を対象とした特別な施策は、実施しておりませんが、「安全・安心、健康」の観点から「高齢者全般に関わる施策」として、取り組まなければならないと考えております。1つには、明政会原田議員の代表質問にもございました「総合相談支援業務」でございます。役場介護課内に設置されております「湯河原町地域包括支援センター」の職員が中心となって、高齢者の総合相談支援を24時間体制で引き続き実施してまいります。
質問:小学校では、5・6年生に対し週に一度の「外国語活動」を取り入れていくようですが、近年、全国的に見て小中学生の『日本語の貧困化』が進んでいるなかで、このような取り組みにどのような成果を期待しているのですか。
答弁:「日本語の貧困化」が進んでいる中、新学習指導要領では、日本語の大切さについて明記されております。すべての教科において、学んだ知識を活用することで、「理解を深める」、「話す」、「聞く」、「読む」、「書く」の言語活動が重視されております。国語の授業では、その素地となる「言葉を通して的確に理解し、論理的に思考し、表現する能力、互いの立場や考えを尊重して言葉で伝え合う能力を育成すること」に重きが置かれ、新たに「言語文化と国語の特質に関する事項」を設け、入門的な古典作品に触れることで、我が国の言語文化に親しむ態度を育てており、国語の役割や特質についての理解を深めたり、豊かな言語感覚を養うようになっております。本町では、読み聞かせを通じて、親子の絆を深めるためのブックスタート事業に加え、小学校入学時に、更に豊かな読書活動を体験してもらうためのセカンドブック事業を、スタートいたします。また、小中学校では、朝読書を推進し、落ち着いた授業態度を養うとともに、読書を通じ、日本語のすばらしさに気づき、また、読解力が身につくことを期待しています。
質問:今後も活用していくとしている再任用制度でありますが、今現在、再任用するにあたり、どのような判断基準により人員配置を決められているのでしょうか。また、再任用された方々はどういった職務を担っているのでしょうか。
答弁:再任用職員を任用する場合の判断基準につきましては、湯河原町職員再任用制度実施要綱第7条において、再任用職員の職務の級、所属又は配置、勤務形態は、担当する職務の内容、当該職務を執行する上での必要性等を、総合的に勘案して決定するとしております。また、その職に新たに再任用職員を任用しようとするときは、同要綱第4条において、退職日以前の勤務実績、任用に係る職務遂行に必要な知識経験、技能等の保持状況、健康状態、勤労意欲、職に対する適正等を総合的に勘案して、任用の適否を決定してまいります。「また、再任用された方々はどういった職務を担っているのでしょうか。」とのご質問でございますが、現在、任用している再任用職員の具体的な職につきましては、副課長職1名を任用していますが、再任用職員の職務につきましては、非常勤職員、臨時的任用職員等のような臨時的、補助的な業務という位置づけではなく、常勤の正規職員と同様に本格的な業務に従事することができることに特色がございます。
以上、一部ですが、このような質問をしました。代表質問は一般質問と違い、町長の答弁に対し再質問ができないため、こちらの質問もしっかりと行政側に伝えなくてはならないため、室伏友三議員・山本議員とじっくりと協議しました。そのため、少し自己満足かもしれませんが、初めての代表質問にしてはしっかりとできたと思います。
定例会真っ只中ですので、この後、予算審査特別委員会もあります。しっかりと勉強して望みたいと思います。