日本を離れて感じる、日本の良さ

 私は今(11月9日現在)、トルコのアンタルヤという地におります。しかし観光ではなく、(社)日本青年会議所が参加しているJCIの世界会議に、(社)小田原青年会議所(小田原市、真鶴町、箱根町、湯河原町を活動エリアとしたまちづくりを行うボランティア団体)の一員として参加しているのです。

 成田空港からアンタルヤへの直行便が大変少ないので、私たちは、ロシアのモスクワで一泊し、向かいました。モスクワに到着し、まず感じたことは、『寒すぎて痛い』でした。日本とアンタルヤの気候は計算に入れておりましたが、モスクワの気候は考えていませんでしたので、マイナス3度は耐えられませんでした。モスクワの市街地には、日本の企業が見かけられ、多くの日本車も走っておりました。近年、日本国内では外資系の起業が進出してくることで、日本の企業を脅かしていることが危惧されておりますが、反対に海外へも日本の企業が進出していることを実感させられ、また日本企業の強さも見受けられました。

 モスクワにて、最初に日本の良さを感じたのは、やはり食事の時でした。単に私が日本人だから、日本食を食べたくなったのかもしれませんが・・・日本食は本当に素晴らしい。あの繊細な味付け、箸を使うことで形を崩さず口に入れられる、温かいものと冷たいものの絶妙なバランスなど、どれをとっても世界一は間違いないです。湯河原のとあるお店で食べた和食を切に思い出した瞬間でした。

 第二にお風呂です。日本の文化でもある、『湯船につかる』というのは本当に素晴らしい。これが湯河原の温泉なら、なおさらです。しかし、私の宿泊したホテルは浴槽がないので、『湯船』など夢のまた夢の話しです。最後に、日本との一番の違いは、『人の温かさ』です。モスクワの方が冷たいというより笑顔が少ないので、怒っているように思ってしまうのです。

 モスクワで唯一、観光に行けたのは『赤の広場』でした。あまりにも寒かったのと、飛行機が出発するまでの時間がなかったため、ゆっくりとは見れませんでしたが、広い敷地にカラフルな建物があり、日本とは異なる文化を肌で感じることが出来ました。今はまだ、トルコにいますので、トルコでの体験はまたの機会に致したいと思います。

カテゴリー: 活動報告 | 日本を離れて感じる、日本の良さ はコメントを受け付けていません

観光から始まるまちづくり

最近、朝晩は特に冷えてまいりました。皆様も体調にはくれぐれもお気を付けください。

 この時期は湯河原の地も、もみじの郷やみかん狩りなど、湯河原独自の魅力がより際立つ季節だと感じております。行政におきましても、町の広報誌やホームページで様々な情報の発信をしております。また、湯河原温泉観光協会や湯河原町商工会に関しましても最大限の努力をしていらっしゃるのは明らかであります。しかし、10月は観光地としての観点から、少しお客様が少ないのではないかと思います。これは、夏という海の季節が終わり、冬への移り変わりの中で観光へ行こうという気持ちが湧いてこないからかもしれませんが、観光のまち湯河原としましては何とかお客様をお呼びしたいのであります。

 先日、東京からいらしたお客様に湯河原の良さを聞かせてもらいました。温泉があり空気がおいしく、都心からも近い、というごく普通の感想の他に、湯河原はあまり観光客がいないので隠れ家的な感覚で遊びに来れる、とおっしゃるのです。これには驚かされました。行政や観光関連のお仕事の方からは観光客が少なくなっているという事実は聞かされていましたが、まったく逆の発想で湯河原に来てくださる方がいるというのは、新しい発見になりました。

 湯河原の周りには、箱根や熱海という観光地があります。箱根は平日でも多くの観光客で賑わっており、特に海外からの方が目立ちます。熱海も駅前は活気があり、駅に着いた瞬間に観光地に来たんだなぁ、という気持ちになります。しかし、湯河原もまた、箱根と熱海に負けず劣らず良いところがいっぱいあるのです。

 決して、前段の二つのまちの真似をしようというのではありません。湯河原の良さを前面に出し、そして何より町民の方々にもう一度湯河原の素晴らしさを実感していただいて、日々減少してしまっている観光客をお出迎えし、おもてなしができるようなまちになれば最高ではないでしょうか。湯河原町は観光地であることは間違いありません。ただし、湯河原町の皆様が一体となり、観光のみならず全ての面(観光関連以外の業種の活性化、福祉の充実、教育制度の改革など)においての底上げをしていかなくてはならないのです。

皆様からのご意見をどしどしお寄せください。心よりお待ちしております。

カテゴリー: 活動報告 | 観光から始まるまちづくり はコメントを受け付けていません

町民あっての町政

  皆様、こんにちは。

  湯河原では野性の動物を数多く見かけます。猿や猪、野性とは言わないのでしょうが野良猫もおります。猪は農作物を荒らしたり、温泉場の果物屋さんの商品を盗ってしまったりします。湯河原町も罠を貸し出したりしていますが、なかなか対応できてないのが現状です。この湯河原の気候が動物が生きていく上で適しているというのは素晴らしいことですが、今後、野生動物による人への被害が増える前に対策を考えなくてはなりません。

 少し、湯河原町政から離れた私の話をさせていただきます。先日、自衛隊の観閲式を観に行きました。

 これは三年に一度開催され、自衛隊の車輌や空挺機を観ることができます。今、前防衛次官による不祥事で防衛省に対して国民の信頼が揺れております。その時に観閲式が開催されたのは皮肉ですが、軍隊さながらの重装備に驚かされました。国防のための自衛隊、しかし実際は軍隊張りの装備。また、テロ特措法などの諸問題。

 我々、湯河原町民には少しかけ離れた問題ではありますが、日本国民として今後の自衛隊がどのようになっていくのかが不安です。国民のための自衛隊ならば、国民の意思に沿ったものでなければならない。

 これは国政であっても町政であっても同じことなのです。当然ながら、国民あっての国政、町民あっての町政なのですから。湯河原町に必要なもの、不必要なものを決めるのは、湯河原町の皆様なのです。  

皆様からの多くのご意見お待ちしておりますので、よろしくお願いします。

カテゴリー: 活動報告 | 町民あっての町政 はコメントを受け付けていません

二市八町の合併問題に関して

 私たちが住む県西地域のこれからの課題として、どうしても避けて通れないのは合併問題であります。現在、神奈川県が出した二市八町(小田原市、南足柄市、箱根町、真鶴町、湯河原町、松田町、中井町、大井町、開成町、山北町)がひとくくりとされており、また、各首長により「県西地域合併検討会」や、地域の議員による「県西地域合併を検討する議員連盟」などがあります。
実際に合併が行われたとすると、総人口が36万人、総面積が約635k㎡にも及びます。広大な地域と素晴らしき資源を有しますが、人口が少なく、今後の高齢化現象が顕著に出てくる地域なのです。

 合併後の一番の問題点として、行政サービスの低下があります。現在の段階から、行政に関しては少なからずとも不満を持っている方は多いのではないのでしょうか。しかし、行政の職員方としても、担当外のことをやらされたり、手当てのつかない残業をやらされたりと大変なのは事実であります。これが合併となりますと、更なる人員削減が求められるのです。私もいち町民として、合併後の湯河原地区の行政サービスには、不安を感じております。

 しかし、素晴らしき点も多くあるのです。それは観光地として更なる発展を見込める点、壮大な自然や歴史的、文化的な背景を多く持ち合わせる点などです。また、30万人以上の住民を有すること(中核市と呼ぶようです。)により、保健所や養護老人ホームの設置や、今まで神奈川県が持っていた権限と財源を移管してもらえるのです。これにより、全国への発信や国への発言力も強くなるものと考えられます。

 合併に向けては、度重なる議論が必要なのはもちろんです。一番考慮すべきは、住民にとって合併が良いのか悪いのかをはっきりと出さなくてはいけないことです。また、合併が決まったのならば、その対応策を考えなくてはなりません。前途多難ではありますが、住みやすいまち、安全なまちを作り上げるために、真剣に取り組んでいかなくてはなりません。

ご意見やご感想もお待ちしておりますので、下記の方までお寄せください。

カテゴリー: 活動報告 | 二市八町の合併問題に関して はコメントを受け付けていません

スポーツを通して・・・

 皆様、こんにちは。湯河原の気候もだいぶ涼しくなり、自然が冬の準備をしているのを感じ取れるようになってきました。10月7日に湯河原町民レクリエーションが晴天の下、多くの参加者により大盛況にて開催されました。開会式の中で、素晴らしい業績を修めた方々の表彰が行われ、湯河原のスポーツのレベルの高さを感じました。スポーツは観戦しても、自分でやってみても楽しむことが出来ます。私も学生時代にはバスケットボールをやっておりました。また、今では野球やサッカーを観戦することが趣味になっております。

 先日、湯河原小学校で週に3回行われているミニバスケットボールを見学させていただきました。その日は小学生の男女が30名以上も参加しておりましたし、コーチの方も一生懸命教えており、保護者の方も楽しそうに見学していました。スポーツの良さは、競技する人以外にも周りの人を巻き込めるところにもあると思います。競技者も自分ひとりが頑張れば良いのではなく、周りの人の支えがあって成しえる事ができるのだと理解できるようにならなくてはなりません。

 教育の観点からも、スポーツ以外のものでもひとつのことに真剣に取り組むというのはとても大事なことですし、一生の思い出になることは間違いありません。私自身これからもスポーツはやっていきますし、周りで何かに取り組もうとしている方のサポートをしていきたいと考えております。

どのようなものでも構いませんので、皆様のご意見を下記の方までお寄せください。

カテゴリー: 活動報告 | スポーツを通して・・・ はコメントを受け付けていません

湯河原町内で最近感じること

 先日、私自身2回目となる湯河原町の9月定例会が終了いたしました。今回は平成18年度の決算がありました。私は環境・観光産業常任委員会に属しており、決算審査特別委員会の委員ではなかったのですが、議員として初めての決算ということで、緊張しながら委員会を傍聴しておりました。歳出・歳入について町の職員方から説明がなされ、それに対して議員による質疑、また職員方による応答。という形で進められていきます。
 
 今回の決算の際もそうですが、最近感じることは、湯河原町内の建造物など多くが古くなってきており、耐震補強を含めて何かしら手を加えなくてはいけない状況になってきているということです。湯河原小学校、吉浜小学校は耐震補強工事がなされておりますし、湯河原中学校では耐震工事に向けて検査などを行っております。10月1日の未明には震度3(私の体感では震度4はあったような気がしましたが・・)、さらに震源地が神奈川県西部という恐ろしい地震がありました。湯河原を含む、東海地区には大きな地震が発生すると、以前から言われております。湯河原町としても最大限の努力をしているようですが、一番の防災対策は湯河原に住んでいる皆様の意識の向上ではないでしょうか。安全で住みやすいまちづくりのために、災害に対する皆様のご理解とご対応のほどをお願いしたいと思います。
 また、駅横の公衆トイレにおきましては来年度に大掛かりな改修工事を行う予定です。これは観光地湯河原の窓口として、早急に対応しなくてはいけない問題です。先日も見に行ってきましたが、清掃の仕方が良くないとかの問題ではなく、明らかに老朽化による異臭の染み付きだと感じました。私の考えと致しましては、来年の改修工事を大幅に行い、お客様をおもてなしするという気持ちが表れているようなトイレを作っていきたい。また、大きな駅の公衆トイレなどにある任意にて使用料をいただくような形態も面白いのではないでしょうか。このような形態のトイレの場合、維持費はかかるかもしれませんが、とても綺麗で清潔感があるからです。さきほども言いましたが、使用料は強制ではなく任意です。

 新米議員ではありますが、湯河原町の皆様と一緒に素晴らしき湯河原を創っていきたいと思っております。どのようなものでも構いませんので、皆様のご意見を下記の方までお寄せください。

カテゴリー: 活動報告 | 湯河原町内で最近感じること はコメントを受け付けていません